登山で350g痩せることに成功!高尾山から約17km縦走
自粛太りをしてしまい、体を引き締めたいと…そんな思いを解決するため、運動負荷の高い登山で痩せるというダイエット計画を立てました。前回の「高尾山ダイエットで300g減量!」では大成功を納めました。
次は少しレベルアップして高尾山から陣場山まで約17km縦走計画を敢行しました! この縦走はどういうルートなのか、消費カロリーなど詳しくレポートしていきます。ぜひ登山で健康的に楽しく痩せましょう!
登山で痩せるための準備
高尾山までは動きやすい格好で大丈夫ですが、奥高尾から先はきちんとした登山装備が必要となっていきます。行程が長いため、ザックや靴が登山用だと疲れや怪我の可能性が軽減できます。ダイエットで体を壊すのはご法度です。
登山で痩せる準備は、詳しくは以下の記事で解説していますのでご覧ください。
高尾山から陣場山までの縦走とは
高尾山から陣場山は同じ山域にあります。低山プチ縦走ができるとして登山者から大人気です。それぞれの山からエスケープ(途中離脱)もできるため、体力に合わせて縦走距離を選べます。
高尾山
標高599mの高尾山は登山者世界一にもなった歴史深い山です。表参道(1号路)はほとんど舗装されているため、普段着で登る方も大勢います。リフト、ケーブルーカーを利用することで山頂まで1時間ほどで到着できます。
小仏城山
小仏城山は標高約670m、高尾山の隣に位置しています。山頂はシーズンになると桜や紅葉などで彩られます。茶屋が表裏で2軒あり、名物のなめこ汁などが人気です。小仏峠から小仏バス停にエスケープが可能です。
景信山
標高約727mの景信山は関東平野や高尾山域を眺められる眺望の良さが魅力です。茶屋では山菜天ぷらなど季節のものをいただけます。近年、人気アニメの出身地ということでも人が訪れています。
陣場山
標高約855mの縦走最高地点にある山となっています。山頂は360度のパノラマが広がり、広い芝生広場では昼食やお昼寝をする人で賑わいます。陣場山高原バス停から1時間半ほどで登れるため、家族連れで訪れる人も大勢います。
登山で350g痩せた高尾山から陣場山までのルート
平均総歩行時間 | 6時間49分 |
総歩行距離 | 約17km |
(Start)高尾山口駅→妙音橋→琵琶滝分岐→高尾山山頂→もみじ台→小仏城山→小仏峠→景信山→堂所山前分岐→底沢峠→明王峠→奈良子峠→陣馬山(陣場山)→陣場山新ハイキングコース入口→陣馬高原下(Goal)
縦走は高尾山を含めた4つの山を繋いで歩いていきます。ほとんどの道がきれいに整備されているため、道迷いの心配なく歩けます。
高尾山口駅からスタートします。駅には売店やトイレがあるため用事があれば済ませておきましょう。
高尾山口駅を右に進んでいくとケーブルカー駅が見えてきます。今回は6号路を上っていくため、ケーブルカー駅前まで行きます。
ケーブルカー駅脇の左にコンクリートの道が続いています。この道を真っ直ぐ進みます。
道を進んでいると看板が立っている6号路登山口が見えてきます。靴紐や衣服を確認してから登山道に入ります。
6号路入り口からしばらくすると琵琶滝との分岐が出てきます。右に行くと琵琶滝、左に行くと頂上方面となります。今回は左の道を進みます。
琵琶滝は分岐からすぐそこなので、お参りしてから引き返して頂上に向かうのもおすすめです。
6号路は水のコースとも言われ、美しい沢沿いを歩いていきます。登山道も沢の水で濡れているため滑らないように注意してください。
稲荷山ルートへの合流ができる道と、頂上まで進む道との分岐に差し掛かります。今回は右の頂上に進む道を選択します。この道は浅い沢の中を歩くため、防水の靴でないと濡れる恐れがあります。
沢を渡りきると、道は整備された木の階段になります。かなり長いため急がずゆっくり登っていきます。
階段が終わり、ベンチのある広場を抜けると5号路と合流します。正面の上り坂方面へと進みます。
坂を登りきると1号路との合流になります。舗装路を登っていけば山頂はすぐそこです。
高尾山の山頂広場へと到着しました。食事をとれる茶屋や自動販売機もあります。天気が良ければ見晴台からは、富士山の姿や丹沢の山々がきれいに見えます。
ここまでの消費カロリーは約600kcal、1時間20分程で到着しました。
見晴台から向かって右にもみじ台、奥高尾へと向かう階段があります。
もみじ台はその名の通り、紅葉の時期には赤いモミジで彩られるビュースポットです。茶屋のなめこ汁やお蕎麦も名物で、富士山を見ながらお食事できます。茶屋の前の道を通って奥高尾へと進んでいきます。
奥高尾に入ると下りになります。きれいに整備された木道を通って一丁平へと向かいます。
一丁平はベンチなどがある広場で、トイレもあります。休憩を挟みつつ道を真っ直ぐ進みます。
展望台と巻道の分岐が出てきます。体力に余裕があればぜひ展望台へと向かってください。
展望台からは富士山などの山々が見られ、屋根のあるベンチスペースもあります。
山頂近くに分岐がありますが、看板のある左へと向かいます。
階段を登っていくと小仏城山山頂に到着します。城山茶屋と春美茶屋の2つのお食事処があります。飲み物の種類も豊富で山頂で宴会を開いているグループも見かけます。
高尾山からここまでの累計消費カロリーは930cal、総コースタイムは2時間24分でした。
茶屋を通り過ぎて奥へ行くと、小仏峠へと降りる道があります。道はなだらかで大変な場所はありません。途中に相模湖が見える広場もあります。
たぬきの置物がある場所が小仏峠です。たぬきの置物の先に景信山へ向かう道と、小仏バス停に降りる二股の道があります。景信山へ向かうため左の上り坂の道を進みます。
小仏峠から景信山の道は勾配が上がり、ガレている箇所もあるため滑らないようにしましょう。右側が次第に開けてくると頂上間近です。
景信山山頂の広場へと到着です。景信山の山頂もとても広く、登山客で賑わっています。
ここまでの累計消費カロリーは1,35kcal、総コースタイムは3時間21分でした。
広場の階段を上がり、茶屋の右脇を通り抜けると、もう一つの茶屋の広場があります。
茶屋の横を進むと景信山の三角点と、陣場山へと向かう道が現れます。ここからの道が縦走ルートで最も長く、平均2~3時間ほどかかります。
最初の階段を大きく下り、標高を下げます。陣場山への道はアップダウンとなだらかな道が繰り返されます。
陣場山へはピークと巻道の分岐が数回現れます。勾配がかなりきつい場所もあるため、体力と相談しながら無理せず道を選びます。
底沢峠に到着すると陣馬高原下バス停へのエスケープルートがあります。陣場山を目指す場合は直進しましょう。
トイレもある明王峠は富士山も見える休憩スポットです。茶屋はほとんど閉まっているため、補給は景信山で行います。
奈良子峠には陣場山頂上と藤野駅へ下る道の分岐があります。陣場高原下バス停への道は(2021/11/21時点)通行止めとなっているため注意です。
陣場山近くになってくると、バス停との分岐が2回ほどありますが、エスケープしないため直進していきます。
白い馬のシンボルが見えてきたら陣場山山頂に到着です。山頂はパノラマのビュースポットとなっています。
ここまでの累計消費カロリーは2170kcal、総コースタイムは5時間31分でした。
信玄茶屋の先にある木の階段を下って下山します。
小さな白い看板が立っている場所が、陣場山新ハイキングコースと明王峠への分岐です。どちらからでも下山は問題ありませんが、陣場山新ハイキングコースは傾斜がある場所が多く、ぬかるんでいると滑りやすいため気をつけて進みます。今回は右の陣場山新ハイキングコースを進みます。
最初の分岐は陣場高原下方面、右へと進みます。道が細くなるため慎重に進みます。
陣場山新ハイキングコースは木の根っこが露出し、段差がある箇所もあるため、つまづかないように歩きます。
頂上から1時間程で陣場山新ハイキングの登山口に到着します。沢沿いに右へ進み、バス停へ向かいます。
25分程コンクリート舗装路を歩けば陣場高原下バス停に到着です。
ここまでの消費カロリーは2,622kcal、総コースタイムは6時間38分でした。
縦走中に摂取したカロリー
朝:おにぎり1個、サンドイッチ1個 532kcal
昼:おにぎり3個、サンドイッチ1個、チョコレート1袋 1,390kcal
夜(帰宅後):カニカマスティック、チキンバー 134kcal
行動中の飲み物:VAAMアスリート、INプロテイン 90kcal
合計 2,146kcal
すべてコンビニご飯です。総消費カロリーが2,622kcalなので摂取カロリーはやや少なめです。カロリーを摂るということが難しいことがよく分かります。
登山後に54.35gから350g減した体重
体重は最初は54.35kgでしたが、登山翌日に計測したところ54.00kgに痩せることに成功しました。さまざまな要因があるかと思いますが、体重が減少したことは素直にうれしいですね。
ただ、この登山の後に調子に乗ってものすごく食べてしまい、体重が戻りそうな予感です…。登山で痩せるのも大事ですが、それを維持するためには日々の食生活が大切ということが分かりました。
まとめ
高尾山から陣場山までの縦走登山で痩せるダイエットレポートをしましたがいかがだったでしょうか。元々太っていたため最初のご祝儀痩せかもしれませんが、今のところ順調に痩せています。元々登山が趣味だったので、おまけに痩せられるなんて最高です。登山に興味のある方は安全に万全の準備をして、体をスッキリさせましょう!