高尾山の紅葉は薬王院がキレイ!表参道の紅葉情報
密を避けて紅葉を楽しめる高尾山は、色とりどりのもみじの名所として評判です。今回は実際に登山した時に撮影した写真とともに、混雑を避けられる時間帯や、紅葉を楽しめる抜け道なども含めて、高尾山の紅葉をご紹介します。
高尾山薬王院の紅葉はケーブルカーやリフトなどを使えば、足腰に自信がない人でも紅葉と食事を楽しめます。最近お出かけしていなかった人も、ゆるく登山を楽しみたい人も高尾山にお出かけしましょう。
高尾山は初心者でも安心して紅葉登山が楽しめます!
清滝駅~山頂までの所要時間
清滝駅から1号路を登るとおよそ山頂まで1時間30分~2時間ほどです。清滝駅からケーブルカーに乗って山頂を目指すと40分~60分ほどです。歩くペースは話していても息が切れない程度を推奨します。一度バテるとその日は全快しないので、疲れる前に休むを目安にゆっくり歩きましょう。
紅葉時期はしっかり防寒を!
高尾山1号路の紅葉は普段着でも登れるほどの難易度です。ただし靴ずれを起こしやすいハイヒールなどの靴はNG。足になじんだ歩きやすい靴か、スポーツ用のスニーカーなどがあればベストです。
高尾山は平野部と比べて標高が高いため、紅葉の時期は真冬の防寒具が必要です。登っているときは暑くなりますが、休憩中薄着でいるとあっと言う前に体が冷え切ってしまいます。体が汗冷えすると低体温症にかかってしまう心配がありますので、動かない休憩中はダウンなどをしっかり着込みましょう。
紅葉登山を楽しむコース
もっとも簡単に登れるコースは1号路です。ふもとからケーブルカーとリフト乗り場を経由して薬王院から山頂といたる参道で、コンクリートで舗装されているため、履きなれたスニーカーならスイスイ登れます。
高尾山口駅からケーブルカーまで
11月の下旬ごろなら駅前から紅葉が始まっていて、さっそくワクワク感が味わえます。高尾山口を出たらまずは売店のある右方向へと進んでいきます。売店では飲み物や食べ物だけではなくウェアも販売しているので、思ったより寒かった場合もこちらで防寒具を購入できます。
ケーブルカーと1号路への分岐
ケーブルカー清滝駅前までやってくると、右わきに1号路への道が見えてきます。リフト乗り場まではゆっくり歩いて1時間ほどなので、登山を楽しみたい方はケーブルカーに乗らずに、こちらから紅葉を楽しむルートを進みましょう。
1号路からケーブルカー乗り場まで
1号路入ってすぐの道のわきには美しい黄葉樹が立ち並びます。最初はなだらかな道が続くため、のんびり紅葉を楽しみながら散策ができます。
道中にはかわいらしいお地蔵様もあります。手作りの帽子があたたかそうです。
時々ひらける木々の向こうに、穏やかで凛々しい高尾山域が一望できます。秋になるとところどころ紅葉のパッチワークとなっていて、足を止めて写真を撮る人も多いポイントです。
ケーブルカー降車駅に合流
清滝駅と合流すると望遠鏡のある展望台へとつながります。広大な町並みが広がる関東平野を一望できるため、訪れる人の人気が高いスポットです。
薬王院への道のり
いよいよ高尾山薬王院の紅葉ピークポイントへと向かいます。この先は男坂と女坂で別れていますが、楽に進むならなだらかな女坂をおすすめします。帰りに男坂を選択すれば、どちらの道の紅葉も楽しめます。
権現茶屋で一息
男坂、女坂を登り終えると「権現茶屋」というお団子が名物のお店が出てきます。なかでも有名なのは1本350円の黒ごま団子。もちもち感のなかに黒ごまの風味たっぷりのお団子は絶品です。
絶景紅葉ポイントの薬王院
高尾山の紅葉の本番である薬王院に到着しました。古くから高尾山をご神体として祀る由緒ある寺院です。
境内に多く見られる天狗様の像は、高尾山の天狗信仰からきています。天狗は除災開運や招福万来をもたらすとされ、高尾山がパワースポットされる理由の1つでもあります。
薬王院内を散策
高尾山の中心である薬王院内にはたくさんの見所があります。倶利伽羅堂には2匹の龍が不動明王の剣にからみつき、横には大量の鈴が連なる不思議なスポットです。縁結びの御利益があり、鈴に名前を描いてご奉納するのが習わしです。
入り口をまっすぐ進むとタコの置物があります。このタコを持ち上げて祈りを捧げることで合格祈願の効果があるとされています。オクトパス(置くとパス)との語呂合わせが笑いを誘うかわいいパワーアイテムです。
紅葉のコントラストと鳥居がきれいなポイントです。人の流れが多い場所なので、迷惑にならないよう撮影しましょう。この階段のわきには抜け道ポイントがあります。
混雑を避けて山頂へ行きたい場合
山頂へと続く階段のわきを人の流れから外れて進むと、お寺の裏側へと続く道があります。この道、実は山頂へと続いていて、道の勾配もなだらかで人通りはほとんどありません。密を避けてゆっくり登山することができます。
お寺の裏にはきれいなモミジを独占できる穴場スポットがあります。すぐそばで鑑賞できるため記念撮影にもおすすめです。山頂までは途中土の道に出ますが、きれいに舗装され道幅も車が通れるくらい広いので、安心して登山と自然を味わうことができます。
山頂に到着
薬王院から20分~30分ほど歩くと、最も活気のある山頂に到着します。山頂付近は紅葉の色づきが早く、見頃は11月中旬頃です。下旬になると赤色のもみじが美しくなります。
天気のいい日はくっきりと雪をかぶった富士山を見ることができます。富士山を撮影できる高台は混雑しているため、少しポイントをずらして撮影することをおすすめします。
穴場スポットの富士見台
山頂の標識の右向いにある階段を下り、真っ直ぐ進むともみじ台というスポットに到着します。富士山を撮影するなら、もみじ台が混雑がなくおすすめです。ここは山頂ほど人がいないため、シートを広げてお弁当を食べることもできます。
もみじ台には細田屋というとろろ蕎麦などが食べれられるお食事処があります。細田屋はお食事する人しか入れませんが、息を呑むほど真っ赤なもみじの木が有名です。外から見るだけでもため息が出る赤は、高尾山一のもみじと名高いです。
帰りはケーブルカーから紅葉を眺める
帰りは薬王院を再び通過してケーブルカー駅に戻ります。リフトもおすすめですが、この季節はとても寒いためケーブルカーのほうをおすすめします。ケーブルカーの窓からも紅葉を楽しむことができるため、余韻に浸りながら帰れます。
密を避けるなら早めの時間に
高尾山薬王院の紅葉はとてもきれいな反面、天気の良い日や土日はとても混雑します。その混雑を避けるには早朝に訪れることをおすすめします。目安として8時より前に高尾山口駅に到着できれば、混雑をなるべく避けることができます。
高尾山などの紅葉ハイキングは密になりにくいため、コロナウィルスが流行する現在は大人気スポットとなってます。アルコール消毒液やウェットティッシュなどを自前で用意して、高尾山の景色とグルメを楽しみましょう。
まとめ
高尾山薬王院の紅葉を写真と一緒に紹介してきましたがいかがだったでしょうか? 高尾山はミシュランにも掲載される世界有数の山域です。一般の人から登山客まで愛される高尾山の紅葉を、混雑を避けながらめいいっぱい楽しんでください!