高尾山ダイエットで300g減量!登ったルートも詳しく解説
カロリー消費の高さで有名な登山ですが、いきなり難しい山には登れません。そこで初心者にも登れる高尾山にダイエットと体力作りを兼ねて2往復した結果、300g痩せることに成功しました!
高尾山でダイエットしたい人に向けて登る前の準備や、登ったルート、消費カロリーなどを詳しく解説します。やさしいけれど、しっかりと登山ができる高尾山で体を絞っていきましょう!
高尾山に登る前の準備
高尾山は観光地化しているとはいえ山です。さまざまなルート、山ならではの注意しなければいけない事があります。ここでは事前に確認して欲しいことを書き出していきます。
高尾山の登るルートを決める
高尾山には1号~6号路、そして稲荷山ルートがあります。高尾山のふもとからスタートできるのは1号路、6号路、稲荷山ルートの3つです。
1合路(今回登るルート)
歩行距離 | 約8.2km |
標準タイム | 上り:113分 下り:102分 |
消費カロリー | 往復1200kcal前後 |
難易度 | (1 / 5) |
参考情報:ヤマプラ
小学生が遠足で訪れるほど簡単なルートです。ケーブルカーやリフトを使わずに登る場合は、高尾山の中でも結構な傾斜があるコンクリートの道を登ることになります。
稲荷山ルート(2往復目に登るルート)
歩行距離 | 約km |
標準タイム | 上り:100分 下り:82分 |
消費カロリー | 約1,000kcal前後 |
難易度 | (3 / 5) |
参考情報:ヤマプラ
階段に始まり、階段に終わる、体力が必要なコースです。木の根っこや石が露出している場所が多いため登山靴があると便利です。
6号路(今回登らないルート)
歩行距離 | 約7.4km |
標準タイム | 上り:88分 下り:71分 |
難易度 | (4 / 5) |
参考情報:ヤマプラ
水のコースとも言われる6号路は、沢沿いに進む清涼感のあるコースです。途中に沢の中にある石の上を渡るコースがでてくるため、登山靴がない場合は怪我の恐れがあり、装備がない初心者は避けるか、途中で稲荷山ルートに合流が懸命です。
高尾山に登るための服装と持ち物
高尾山は登るルートによって難易度が違います。共通するのは秋冬に防寒具を持っていくことです。そのため準備する物も違ってきますので解説していきます。
1号路
登山道は山頂近く以外はほとんどコンクリートで舗装されているため、動きやすい服装、履きなれた運動靴など普段使っている物を使用すれば大丈夫です。
おやつや飲み物を持っていくと便利ですが、登山道には食事を売っている茶屋や自動販売機があります。
稲荷山ルート
動きやすい格好、運動靴でも登れますが、登山道はゴツゴツとした石や木の根っこが露出し、前日に雨が降った跡はぬかるんで滑りやすくなるため、登山靴があればとても歩きやすいです。
運動靴で下山する際は注意が必要です。傾斜のある場所が多いため、運動靴だと足先が靴の壁に当たり、痛くなってしまう可能性があります。登山装備を持っていない場合は、下山は1号路を使う事をおすすめします。
頂上までトイレも茶屋もないため、1リットル以上の飲み物と、カロリーが高いお菓子やおにぎりなど行動食をしっかり持っていきましょう。
登山翌日の測定で300g減!体脂肪も下がる
登る前後の検証ですが、高尾山ダイエットをする前は、体重54.60kg・体脂肪27.3%でした。高尾山を2往復した後は体重54.30kg・体脂肪26.8%に減少していました! 体重は300g、体脂肪は5%減少となりました。体脂肪に関しては、家庭用の簡易的なものなのでゆらぎが多めとなっています。
また、2往復した際の総消費カロリーは2,275kcalでした。前回の陣場山ダイエットの時のように減量に成功したため、登山でダイエットするのはかなり有効なのではと考察します。
高尾山をルート別に2往復する
高尾山でダイエットするために、1号路と稲荷山ルートを2往復しました。幼い子どもでも登れる高尾山といえど、きつい場所もあります。ここではきつい場所を回避する裏道も教えます。
1往復目:薬王院の表参道、1号路をマイペースに登る
高尾山駅からスタートします。駅にはトイレや売店(営業9:00~)があるため事前にすませておきましょう。駅を出て右方向に進みます。
茶屋などがある道を進み、つきあたりを右へ曲がると、高尾山の入り口はすぐそこです。
高尾山の1号路の入り口はケーブルカー・リフト駅の右手前にあります。
車両通行止めの柵を右脇から抜けて、1号路の中へと入っていきます。最初はなだらかですが、登っていくと次第に勾配が上がっていきます。高尾山の中でも1号路の傾斜は強いほうです。
舗装路をまっすぐに進んでいくと金毘羅台との分岐が出てきます。どちらを行っても山頂へとたどり着けますが、金毘羅台は舗装されていない階段道となっているため、前日雨が降っていた場合はぬかるみに注意です。
金毘羅台園地からは東京都の町並みが一望できます。紅葉シーズンになるとイチョウもきれいに色づきます。
金毘羅台との合流を経て、傾斜のある舗装路を登っていきます。ベンチもあるので休憩しながらゆっくり登っていきましょう。
登っていくと左にリフト乗り場が見えてきます。ケーブルカー駅もすぐ近くです。
ケーブルカー駅に到着しました。ふもとのケーブルカー駅から歩いて約50分ほどかかりました。
ケーブルカー駅からほどなくして十一丁目茶屋に着きます。お食事処の他にお土産も買えます。
十一丁目茶屋のほぼ隣にはさる園・野草園があります。営業時には楽しげな声が聞こえてきます。
舗装路沿いにタコ杉という大きな木が現れます。木に触るのは禁止のため、脇にあるひっぱりタコを触って開運のご利益を得ましょう。
山門をくぐり、本格的な表参道となってきます。道はとてもゆるやかなので安心して登れます。
しばらく進むと急階段のある道と、なだらかな道との分岐が現れます。なだらかな道のほうが距離が長いけれど歩くのは楽ですよ。
分岐の合流口に権現茶屋があります。ここのお団子は人だかりができるほどの大人気グルメです。
大きく立派な山門が現れたら、そこが薬王院入り口となります。
山門をくぐると天狗の像や、願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)などのご利益を受けられる場所や、ソフトクリームやお団子、かりんとう売り場などグルメも目白押しです。
奥に進んでいくと階段と裏道の分岐があります。このまま階段を登れば本殿を経由して山頂へと行けますが、急な階段を登らなければいけません。人混みと階段を避ける場合は、距離が長くなりますが奥の裏道がおすすめです。
【裏道に行く場合】
裏道を進む場合、左方向へと向かっていきます。裏道は舗装されていないため、前日雨等の場合は回避しましょう。
再び分岐を左方向へと折れて、上り坂方面へと向かっていきます。
T字路につき当たったら、3号路との合流です。右方向に登っていきます。
舗装路が見えたら1号路との合流です。
【本殿方向へ行く場合】
階段を登っていくと本殿や、不動堂など参拝できる場所が現れます。
階段を登りきり、山頂への最後の道へと差し掛かります。道が少し細くなるためハイシーズンはかなりの混雑が予想されます。
山頂への最後の上りです。疲れが出てくる頃ですが、焦らずゆっくり登ります。
登り始めてから約1時間30分程で山頂に到着しました。見晴台からは天気が良ければ富士山も見ることができます。下山は1号路を戻っていき、ふもとに着いた時の総コースタイムは約3時間、消費カロリーは1,217kcalでした。