1万円前後で買える安いレディース登山靴9足をご紹介!選び方も解説
安い登山靴はたくさんありますが、その中でも性能が一定以上あるものはわずかです。登山に興味を持って、何を買ったらいいか分からない人向けに、安いレディース靴の選び方とおすすめ商品をご紹介します。ぜひお気に入りの一足を見つけてください。
山登りで登山靴を使う理由
登山靴は靴底が堅く、デコボコの登山道の上でも変形しません。登山靴内で平地を作り出す事で、足裏への負担を減らしてくれる効果があります。
ハイカットの登山靴を選べば、足首をひねりそうな時に保護してくれます。防水効果がある登山靴なら、ちょっとした沢程度なら問題なく歩けます。
丈夫な登山靴を選択する事で、山登りがとても快適になります。
登山靴の値段の相場
登山靴は使っている素材の性能によって値段が変わってきます。ゴアテックスという防水・透湿性が高い物を使っている登山靴は1~2万円を超え、高い物だと3万円~4万円します。
最初は春~秋対応の3シーズンの物を買う事になりますが、あまりに安すぎる登山靴は最低限の性能を満たしていないケースがあります。少なくとも1万円前後の登山靴を選ぶようにしましょう。
安い登山靴の選び方
登山靴は共通して注視したいポイントがあります。ここでは安い登山靴を選ぶ際に気をつけたい事を説明します。
①素材
登山靴でよく使われている素材は革・化学繊維です。
● 革(レザー)…防水性が高く、素材の硬さから衝撃緩和効果も。長く履く事で足になじみやすくなります
● 化学繊維…通気性に優れていますが、革と比べ防水性や耐久性が劣ります
これらの素材と組み合わせて使われるのが「ゴアテックス」と呼ばれる透湿性・防水性に優れた素材。水を防ぎながらも、汗を外に逃がしてくれる効果があるため、とても人気な素材です。
ただし「ゴアテックス」が使われていると、お値段も高くなります。安い登山靴を選ぶ際は自分が登る山を想像して、高い防水性が必要なのか考える必要があります。
②足首の高さ
足首の高さは3つの種類があります
● ローカット…スニーカーと同程度の高さ。靴底が柔らかで平坦地は歩きやすいけれど、長時間の登山、険しい登山では不向き
● ミドルカット…ローカットとハイカットの間の高さ。適度な丈夫さとサポート力があり、日帰り登山やハイキングに向いています
● ハイカット…長時間の登山や、本格的な登山に向いている高さ。不安定な足場でもしっかりと足首をサポートしてくれます
ただし1万円前後の登山靴はミドルカットの物が多く、ハイカットの登山靴を選ぶ場合は1万5000円以上はしてしまいます。
③足のサイズより大きい物を選ぶ
ジャストサイズの登山靴を使用すると、下山する時に足が滑って靴の壁に爪が当たり、痛くなってしまう事があります。
また、登山用の靴下はとても厚手です。ジャストサイズだと窮屈に感じてしまいます。
登山靴は1~1.5cmほど大きめのサイズを購入する事で、足先に余裕が生まれ、下山時も爪が痛くなりづらくなります。しっかりと計測してから購入しましょう。
安いレディース登山靴9足をご紹介
安いレディース登山靴の中でも特におすすめの商品をご紹介します!
【コロンビア】 セイバー フォー ミッド アウトドライ
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | ○ |
靴内部の汗蒸れを軽減するドライ素材を使用し、透湿性を高めているレディース登山靴です。靴底にグリップ力を増す構造をしているため、滑りにくさも実現。
1938年に生まれた老舗ブランド「コロンビア」が作っているので、安心感があるのも魅力です。
【アディダス】 テレックス フリー ハイカー
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | × |
国産メーカー「アディダス」のレディース登山靴で、柔らかい素材で出来ているためフィット感があります。不安定な足場でも、グリップ力を発揮してサポートしてくれます。
ブーストミッドソールという構造のおかげでクッション性に優れ、足裏の痛みを緩和してくれます。劣化にも強いので長く安心して履けます。
【Ansbowey】 トレッキングシューズ
足首のカット | ハイカット |
耐水性 | × |
低価格帯に珍しいハイカットのレディース・メンズ両対応の登山靴です。ジッパーで着脱できるため、靴紐を緩める必要がありません。お手軽ですがホールド力が下がるため、足首の紐はしっかりと締めましょう。
防水性はないため、防水スプレーを塗布するのがおすすめ。内部はメッシュ素材が使われているため、通気性に優れています。
サイズが25cm~なので、足が小さめの人には向きません。
【キャラバン】 トレッキングシューズ
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | △ |
女性の繊細な足先を考慮して、全体的に柔らかい素材を使って作られたレディース登山靴です。履き口はメッシュポリエステルを使用し、細めに作ることでホールド力とクッション性を実現しています。
歩行をサポートするインソール構造によって、足裏の負担を軽減してくれます。登山靴内の蒸れを軽減する高通気性素材によって、登山中も快適に歩けます。
【メレル】ハイキングシューズ モアブ2
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | ○ |
アメリカのアウトドアブランド「メレル」が作っているレディース登山靴です。モアブシリーズは2007年から人気の高い商品で、登山靴自体の重さも軽量です。
ゆとりがある作りをしているので、甲高で足幅が広い人にも対応しています。高い防水性や透湿性により不快感を抑え、グリップ力とクッション性の両立など、バランスの良さが魅力です。
【ハイテック】 トレッキングシューズ ロックネス
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | △ |
イギリスの「ハイテック」社が作ったレディース登山靴で、本体の重さは両足で約500g。足幅が広めに作られ、靴底は少し柔らかめとなっています。
雨の日に使うと水の染み込みがあるため、ゲイターなど他の防水装備との併用しましょう。滑りやすい場所での使用は避け、軽登山で活躍させるのがおすすめです。
【アディダス】テレックスAX3
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | ○ |
透湿性に優れたゴアテックスが使用されたレディース登山靴です。高い防水性能のおかげで登る山の幅を広げてくれます。
ソールはレース用自転車にも採用される素材を使用しているため、グリップ力は抜群です。
【アルバートル】 トレッキングシューズ
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | △ |
ハイキングや軽登山向けに作られ、コストパフォーマンスが高い商品です。海外製のレディース登山靴ですが、日本人の足のサイズを考慮して作られ、フィット感に優れています。
足裏のアーチをサポートするインソールや、衝撃を緩和してくれるソールによって疲れを軽減してくれます。
【キーン】 トレッキングシューズ テラドーラ
足首のカット | ミドルカット |
耐水性 | ◯ |
女性の足を研究して作られた登山靴です。生産している「キーン」はアメリカ発のアウトドアブランド。確かな品質で、愛用している登山者が多くいます。カラーによっては安い価格で購入ができます。
ウォータープルーフ素材だから耐水性も安心。テラドーラのサイズ感は足の甲、幅ともに小さめなので、大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。
紹介した商品の比較表
コロンビア | アディダス | Ansbowey | キャラバン | メレル | ハイテック | アディダスAX3 | アルバートル | キーン | |
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重量 | 336g(片足) | 840g | 900g | 約470g(片足) | 898g | 250g(片足) | 940g | - | 320g(片足) |
サイズ展開 | 22.5cm~26cm | 22.5cm~24.5cm | 25cm~29cm | 22.5cm~26cm | 22.0cm~34cm | 22.5cm~29cm | 22.5cm~25cm | 22.5cm~28.5cm | 22.5cm~26cm |
カット | ミドルカット | ミドルカット | ハイカット | ミドルカット | ミドルカット | ミドルカット | ミドルカット | ミドルカット | ミドルカット |
防水性 | ◯ | × | × | △ | ◯ | △ | ◯ | △ | ◯ |
商品ページ | 商品ページ | 商品ページ | 商品ページ | 商品ページ | 商品ページ | 商品ページ | 商品ページ | 商品ページ |
購入後は試し履きをしよう
どんな値段の登山靴であっても、山登りする前の試し履きは必須です。登山用靴下を履いて、階段を上り下りしたり、長時間散歩するなど色々なシチュエーションで履き心地を確認します。
靴ずれする場合は、シューズストレッチャーを使って、ゆっくりと生地を伸ばすか、インソールを交換するなどして対策を取りましょう。
まとめ
安いレディース用登山靴を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。安い登山靴は軽登山向けの物がほとんどなので、これから山登りをするビギナー登山者におすすめです。自分に合った登山靴を見つけて、山の魅力を堪能してください!