夏向けのレディース登山帽子10選!デザインや機能性もバッチリ
紫外線が強くなる夏は、登山帽子が大活躍する時期です。強い日差しから頭部を守ってくれる登山帽子は、山によっては必需品ともいえます。
しかし、夏向けの登山帽子を探そうと思っても、色々あって迷われる方は多いでしょう。今回の記事では「夏に活躍するレディース登山帽子」を10個紹介します。選び方も詳しく説明しますので、ぜひ読んでいってください。
夏の登山で帽子をかぶる理由
登山帽子は日差しをさえぎり、紫外線から頭部を守ってくれる装備です。紫外線量は夏(7月頃)がピークとなり、日焼けやシミの原因となるUVBは冬の5倍になるとされています。紫外線は、薄毛や白髪の原因にもなるといわれ、美容を大切にしたい女性の大敵です。
登山帽子をかぶっていないと、頭皮や顔が日焼けしてしまいます。重度の日焼けをすると、激しい痛みや色素沈着をする恐れがあります。曇りの日であっても、晴れの日の約60%の紫外線がふりそそぐため、夏の間は常に登山帽子を装備しましょう。
また、標高1,000m上がるごとに、紫外線量は約10%上昇するといわれています。つまり、3,000m級の山は地表の約130%の紫外線量となります。夏は日焼け止めクリームを併用し、帽子をかぶって登山にのぞみましょう。
キャップとハット型どちらがいいか
前にツバのあるキャップ型、顔の周囲にツバのあるハット型、どちらにも利点があります。
- キャップ型…前方からくる日差しに強い半面、耳や首周りの保護がしにくい
- ハット型…顔の周囲を守れるけれど、ツバが邪魔になる場合も
どちらも夏の登山帽子に向いているので、メリット・デメリットを把握した上で購入することが大切です。デメリットが問題の場合は、登山帽子の選び方によって解消できることもありますよ。
夏向けの登山帽子の選び方
夏にかぶりたい登山帽子は、生地の種類や性能など、製品によってさまざまです。ここでは、夏向けの登山帽子の選び方を紹介します。
登山向きな「素材」
夏の登山におすすめ素材は化繊繊維のものか、ゴアテックス素材のものになります。
- ★ 化繊繊維
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ポリエステルやナイロンなど石油が主原料となっている合成繊維。通気性や速乾性に優れ、リーズナブルな製品が多い。
- ★ ゴアテックス
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高い防水性と、汗などの水分を外に逃がす透湿性に優れた特殊な素材。高価だけれども、汗蒸れを軽減する快適性、突然の雨から身を守る対応力が魅力的。
化学繊維の登山帽子は、遮熱性に優れたものや、はっ水加工がほどこされたものも販売されています。ゴアテックスは防風効果もあり、冷たい空気から頭部を守ってくれますよ。
帽子の「つばの長さ」
夏の強い日差しをさえぎるため、登山帽子は「つば」の長さがあるものを選びましょう。顔周りに大きな影ができるので、首や耳周りもしっかりと保護できます。つばが長すぎると、大きめのザックを持っている人は干渉しやすいため、小さめのクリップを持っていくと、後ろのつば部分を折りたたみやすいですよ。
快適性を向上させる「通気性」
夏は高山でも暑いことが多く、頭部を冷却させる通気性が大事になります。登山帽子のなかには、ベンチレーションシステムという、通気性を向上させる構造をもっているものがあります。メッシュ素材が使われている製品は汗のベタつきも軽減してくれますよ。
強風時に便利な「あごヒモ」
ハットタイプを選ぶ際は、あごヒモが付属している商品を選びましょう。強風が吹きやすい稜線上では、あごヒモがないと登山帽子が飛んでいってしまう可能性があります。アジャスターであごヒモの長さを調整できるものがおすすめです。
キャップタイプを選ぶ際も、ストラップを装着する方が安全性が高まります。帽子専用のハットストラップなら、お気に入りの製品にあごヒモを取り付けられます。
環境に対応しやすくなる「機能性」
登山帽子のなかには、後頭部を日差しから守るスクリーンがついている製品もあります。スクリーンが取り外しが可能な製品なら、登山する日の天候によって形態を変えられます。別売りでスクリーン単体の「ハットシェード」も販売されているので要チェックです。
収納しやすい「携帯性」
登山帽子を使わないときに便利なのが、折りたたみ可能な製品です。夏といえど、日差しのない場所では帽子を外す場合もあるでしょう。小さくたためるものなら、荷物の邪魔になりにくいですよ。登山帽子のなかには、折りたたんでもツバがゆがみにくい製品もありますよ。
夏におすすめなレディース登山帽子10選
登山帽子を選ぶのなら、機能性が高い製品がいいですよね。ここでは、夏におすすめなレディース登山帽子を10個紹介します。ぜひ、お気に入りの登山帽子を見つけていってください。
ハット型
オールラウンドに活躍してくれるハット型は、おしゃれなデザインも多いです。そのなかでも、特におすすめなものをチョイスしました。
【カリマー】ベンチレーション クラシック
ベンチレーションによる優れた通気性と、雨粒から登山帽子を守るはっ水性能をもったハットです。コットンのように見えるナイロン素材は、自然素材のようにやさしい印象をもたらしてくれます。後頭部にドローコードを配置することで、フィット感も調整できます。
【ザノースフェイス】サンライズハット
夏にピッタリのメッシュパネルと、ベンチレーションシステムをそなえた通気性の良い登山帽子です。UVカット加工がされた紫外線カット率85%の生地に、長いつばが加わることで、稜線上の日差しから頭部を守ってくれます。
はっ水加工がされているので、突然の雨が降っても安心です。あごヒモは取り外し可能なので、タウンユースとしても活躍してくれます。
【コロンビア】ウォルナットピークバケット
紫外線を98%カットする加工がほどこされている、夏にも使える登山帽子です。吸湿性と速乾性に優れており、汗を素早く放出してくれます。あごヒモでフィット感を調整でき、強風時も安心して使用できますよ。おしゃれなジャカードテープが、デザインのポイントです。
【ファイントラック】レイルオンカミノハット
多少の雨から頭を守ってくれる耐久はっ水性能をもった登山帽子。ベンチレーションシステムによって通気性も抜群です。特殊な生地によって、汗を素早く放出し、登山帽子内を夏でも快適に保ちます。クセがつきにくいので、登山帽子を丸めて収納しても大丈夫です。
【ラドウェザー】レインハット
強い雨のなかでも防水性を発揮する登山帽子です。透湿性も優れているので、登山時の汗蒸れを軽減してくれます。通気性を確保するベンチレーションシステムも付属し、裏地のメッシュ素材も加わって涼しく快適な使い心地となっています。防水性と、ドライな使い心地を求める方におすすめの製品です。
その他
以下の記事でも、登山におすすめな夏向けレディース登山帽子を紹介しています。よかったら、見てみてください。
キャップ型
キャップはスポーティな印象をあたえてくれるアイテムです。登山以外にも、日常用として併用しやすくなっています。
【ザノースフェイス】ゴアテックスキャップ
流行に左右されないベーシックデザインの登山帽子です。ゴアテックス素材を使っているので、防水性や透湿性にも優れています。水気に強いおかげで、雨のなかでも形状が崩れにくくなっています。つばが長いため、雨が顔に当たりにくいですよ。
【フォックスファイヤー】SCシールド キャップ
キャップにシェードが付属している製品です。シェード部分にはUVカットに加え、防虫効果もほどこされています。つばの裏側には、まぶしさを軽減する仕様が採用。キャップ本体は、表地にはっ水処理、裏地に通気性を高めるメッシュ素材が使われています。
【カリマー】フォールディングキャップ
つばの中央に折り目があるおかげで、コンパクトに収納できるキャップです。高いはっ水性能によって雨を弾いてくれます。透湿性にも優れており、登山帽子内をドライに保ちます。キャップ背面のバックルによって、サイズ調整も可能ですよ。
【サロモン】XAキャップ
キャップ背面にあるストレッチ素材の生地のおかげで、やわらかなフィット感を実現したキャップです。速乾性と吸汗性が高く、汗の不快感を軽減してくれます。ピンクやホワイトなど、11色のカラーから好きな登山帽子を選択可能です。
【Adcey】スポーツキャップ
UVカット加工がされた生地により、紫外線を99%カットしてくれる製品です。汗を素早く空気中に放出し、夏に長時間つけていても不快感がほとんどありません。速乾性も高いので、ドライな着用感が持続します。
夏向けのレディース登山帽子をゲットして新たな山へ
夏向けの登山帽子の選び方や商品を紹介しました。夏の登山は、帽子をかぶることで頭部を守ります。山は紫外線の強い環境なので、登山帽子は日焼け対策をするうえで重要なアイテムです。夏にピッタリの登山帽子を選んで、新しい山へ登りに行きましょう!