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富士山登山に登山靴はいらない?スニーカーで登ることのリスクを解説

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富士山に登山靴はいらない? アイキャッチ画像

登山靴は、富士山登山の際におすすめされる装備のひとつです。しかし、初心者登山者のなかには「本当に富士山登山に登山靴が必要なのか」「普段履いているスニーカーで十分では?」と思う人もいるでしょう。

この記事では、富士山登山における登山靴の重要性と、スニーカーでの登山がもたらすリスクについて解説します。

ゆるペン

富士山登山に、登山靴は必ずしも必要ではありません。しかし、登山靴と比べると、さまざまなリスクがあることを理解しておきましょう

目次

富士山登山で登山靴はいらない?スニーカーとの違い

富士山登山に登山靴はいらない? 登山靴のイメージ

富士山登山では、登山靴がいらないという人でも登頂はできます。しかし、富士山登山で登山靴がいらないということは、ケガのリスクや遭難のリスクを上げることになるのを理解しておきましょう。

以下は、登山靴とスニーカーの違いになります。

登山靴の特徴
  • ソール(靴底)が硬い
  • 耐久性がある
  • グリップ力が高い(靴底の溝が深い)
  • 履き口がハイカット・ミドルカットのものがある
  • 登山ブランドのものは高価

登山靴は、不安定な足場多い富士山登山で活躍できる性能をもっています。しかし、高機能な登山ブランドのものは、最低でも1万円以上かかり、予算が限定されている人には登山靴がいらないと感じるでしょう。

また、以下は登山靴と比べたときのスニーカーの特徴です。

スニーカーの特徴
  • ソール(靴底)がやわらかい
  • ローカットのものが多い
  • 登山靴と比べ耐久性が低い
  • グリップ力が低いものが多い
  • 安価で入手が可能
  • 日常使いができる

スポーツ用のスニーカーは、安価で入手ができますが、富士山登山では不向きな特徴をもっています。その反面、ソールが硬い登山靴を履き慣れていない人にとっては、スニーカーのほうが動きやすいというメリットもあります。

しかし、登山靴がいらないという場合は、リスクを背負うということをよく覚えておきましょう。

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富士山登山(吉田ルート)を登ったとき、スニーカーで無事に下山できている人もいれば、かなり辛そうに立ち止まっている人もいました。登山初心者が登山靴をいらないということは、富士山登山を楽しめるか、登頂の成功率などにも関係してくるでしょう。

あわせて読みたい:富士山登山で初心者の成功率は?登頂率を高める方法も伝授

富士山登山で登山靴が必要な5つの理由

登山靴はいらない? 登山靴が必要な5つの理由

富士山登山で登山靴がいらないという人は少なくありません。登山靴は本当にいらないかどうかは、登山靴のメリットを見てから決めましょう。ここでは、富士山登山に登山靴が必要な理由を説明します。

①高いグリップ力ですべるのを防ぐ

富士山登山に登山靴はいらない? 登山靴のソール

登山靴は、グリップ力(すべるのを防ぐ能力)に優れたソールを備えています。これにより、滑りやすい岩場や湿った地面、砂地でも安定した歩行が可能になります。富士山のような、足元が不安定な地形での登山には、この高いグリップ力が不可欠です。

ゆるペン

富士山の岩場は、登山者が歩くことで削れてなめらかになっています。すべりやすい急斜面の岩場に登山靴はぴったりです。

②硬いソールで足裏の疲労を防ぐ

富士山登山に登山靴はいらない? バテる女性

登山靴の硬いソールは、デコボコとした地面による足裏への衝撃をやわらげてくれます。ソールが硬いことで、靴のなかに平地をつくってくれるからです。これにより、長時間の富士山登山でも足の疲れを軽減し、快適に登れるようになります。

③丈夫で損傷がしにくい

富士山登山に登山靴はいらない? 壊れた靴

富士山登山向けの登山靴は耐久性に優れ、岩や枝などによる損傷に強くなっています。この丈夫さは、富士山のような環境で使用することで、靴の損傷を防ぎ、長時間の登山でも安心感をもって歩けます。登山靴がいらない場合、スニーカーが壊れることも想定しておくといいでしょう。

ゆるペン

富士山登山で登山靴がいらない場合、お気に入りのスニーカーがやぶれることもあるかもしれません。かといって、壊れてもいい年季の入ったスニーカーも、ソールが削れているため富士山登山には向いていません。

④足首を固定できるのでケガをしにくい

富士山登山に登山靴はいらない? 捻挫のイメージ

登山靴は、カットの高い履き口によって、足首をしっかりと固定してくれます。足首をひねりにくいので、不安定な富士山の地面でも足首を捻挫(ねんざ)するリスクを軽減します。岩場の多い富士山において、足首のサポートは重要です。

⑤履き口に高さがあるとゴミが入りにくい

富士山登山に登山靴はいらない? 砂のイメージ

高い履き口を持つ登山靴は、富士山に多い砂や小石、そしてゴミなどが靴内に侵入するのを防ぎます。これにより、歩行中の不快感を減らし、富士山登山を中断することなく快適に登れます。そのため、富士山登山用の登山靴は、ミドルカット~ハイカットのものを選びましょう。

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登山靴がいらないと思う場合は、あらかじめ砂などが入らないように対策をしておくと便利です

あわせて読みたい:富士山登山におすすめの登山靴!費用別に紹介

登山靴はいらない!スニーカーで富士山登山をしたい場合の4つのポイント

富士山登山に登山靴はいらない? スニーカーのイメージ

富士山登山での登山靴のメリットを理解しても、予算や手間などを考えて、どうしても登山靴がいらない場合はスニーカーでもいいでしょう。しかし、登山靴がいらない場合は、準備を万全にして登ってください。

①グリップ力があるか確かめる

登山靴がいらないとき、スニーカーで登山をする場合は、最も重要なのはグリップ力です。富士山のさまざまな地形、濡れた岩場や砂利道で滑らないためには、しっかりとしたグリップ力が必要になります。

登山用ではないスニーカーを選ぶ際は、できる限り溝が深く、グリップ力が高いソールのものを選ぶようにしましょう。

②履き慣れたものを選ぶ

富士山登山では新しい靴よりも、足になじんだ履き慣れたスニーカーを選ぶことが推奨されます。未使用のスニーカーは足に擦れやすく、長時間の富士山登山では水ぶくれや痛みの原因になります。履き慣れたスニーカーを用意する場合は、あらかじめ散歩などして慣らしておくようにしましょう。

③応急手当グッズを持ち歩く

登山靴がいらないときは、必ず応急手当グッズを持っていってください。捻挫対策にテーピング、転んだとき用のバンソウコウなどがあると便利です。軽いケガ程度なら、応急手当セットがあれば行動が再開できます。

④登山装備を活用する

登山靴がいらないと感じたら、登山装備でおぎなうのも手です。例えば以下の登山装備があると快適性がアップします。

  • ストック(杖・トレッキングポール)…両手で支えられるストックがあると、バランスが取りやすく、疲労が軽減する
  • スパッツ(ゲイター)…靴の履き口をカバーする登山装備で、ゴミや砂などが入るのを防ぐ

富士山登山だけで使用するのなら、安価なものを用意しておくだけでも変わります。

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登山ブランドのものは高価なので、富士山登山用に安価なブランドのものを念のため用意しておくのがおすすめ。登山向けの服装もよくチェックしておきましょう。

あわせて読みたい:富士山登山におすすめの服装!登った経験からアドバイス

▼富士山登山でおすすめのストック▼

登山靴がいらない場合はレンタルするのもおすすめ

富士山登山前に、登山道具のレンタルショップを利用すれば、買えば何万円もするような一流ブランドの登山靴を安くレンタルできます。例えば、富士山登山の道具レンタルで有名なやまどうぐレンタル屋さんでレンタルしたときは以下のような金額になります。

軽登山靴1泊2日/約3,627円~
富士登山まるごと6点セット1泊2日/約12,400円~
富士登山まるごと7点セット(防寒具付き)1泊2日/約14,900円~

やまどうぐレンタル屋では、割引サービスもあり、レンタルすると登山用靴下もプレゼントでもらえることも。詳細は公式ページでご覧ください。

登山靴がいらない場合は万全の状態で富士山登山へ!

富士山登山に登山靴はいらない? 富士山の姿

富士山登山をしたい人のなかには、登山靴がいらないと思っている人もいるでしょう。そして、富士山登山ではスニーカーで登山をしている人も実際にいます。しかし、登山靴がいらないということは、楽しい富士山登山が台無しになるリスクを抱えるということです。リスクと手軽さを天秤にかけて、それから持ち物に登山靴が富士山登山にいらないかを判断しましょう!

あわせて読みたい:富士山登山の持ち物は?必要なものをリストアップ

◆この記事を書いた人◆

ゆるペン登山管理人

登山歴:6年

登った山:富士山、3泊4日北アルプス(雲ノ平、高天原、三俣蓮華~双六岳)、燕岳、南アルプス(北岳、仙丈ヶ岳)、八ヶ岳縦走(硫黄岳~赤岳)、積雪期丹沢縦走(ヤビツ峠~西丹沢)、金峰山~瑞牆山、雲取山など関東の山を中心に踏破。100回以上の登山を経験。

登山にかけた費用は約100万を超える。

登山メディア3サイトに情報を提供する登山ライターを経験。

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