モンベルのクールグローブを購入レビュー!涼しくて快適な手袋
モンベル製品のクールグローブを購入して2~3年経ちますが、登山をするときに重宝しています。特に夏の登山には、必ずと言っていいほど持っていくアイテムです。そんなモンベルのクールグローブを、くまなくレビューしたので、ぜひ見ていってください。
モンベルのクール手袋とは
モンベルのクールグローブは、通気性の高い製品です。春~夏向けの製品で、手を紫外線から保護してくれます。クールグローブの特徴は以下のとおりです。
ウイックロン®クール素材を使用
ウイックロン®クールはモンベルが独自開発した、優れた通気性により肌をクールダウンさせる素材です。表面は通気性を、裏面はメッシュ素材で吸汗性を高めることで、汗蒸れを軽減しながら涼しさをたもちます。特殊構造の凹凸によって、汗でベタつくのも防いでくれます。
うれしいのが光触媒によってニオイを軽減してくれるということ。夏の登山で活躍できる機能を、たくさんもっているのがクールグローブの特徴です。
UVカット率90%以上
紫外線を90%以上カットしてくれるので、登山で稜線上にでる場合でも安心して使えます。実際に筆者も、高山の稜線上で使うことが多いです。日焼け止めと併用すれば、ほぼ日焼けは防げますよ。
モンベルのクールグローブを使って良かった点
クールグローブのデビュー戦は、標高が日本で2番目に高い北岳です。初日は曇りだったのに、2日目になって晴天となり紫外線がおそいかかってきました。実際に使用してみて、すばらしいと思った機能性を紹介します。
スマートフォンを操作できる
モンベル公式サイトに書いていないのですが、クールグローブはスマートフォンを操作できます。親指と人さし指にクルクルとした縫い目があり、その部分で操作すればスイスイとスクロールができました。写真を撮ることが多い人や、登山アプリを使う人には便利な機能ですよね。
グリップ力がある
モンベルのクールグローブは、手のひら部分のみ合成皮革になっています。そのため、北岳の岩場で手をついたときにも、しっかりとグリップ力を発揮してくれました。別の山では鎖場を歩く際に、手袋を外さず登れましたよ。体重をかけすぎると、やや滑ることもあるので、過信はしすぎないようにしましょう。
フィット感がある
モンベルのクールグローブは、手首の部分に伸縮性があります。伸縮性があるおかげで動きやすく、フィット感もバッチリです。手がつっぱる感覚もなく、手をにぎったり開いたりしても支障はありませんでした。
他のウェアと組み合わせられる
クールグローブと半袖Tシャツだと腕が無防備になってしまう…という問題は、同じくモンベルの「クールフィンガーレスグローブ ロング」と組み合わせれば解決です。「クールフィンガーレスグローブ ロング」は、クールグローブと同じ素材が使われた涼しいアームカバーです。手袋をはめるとき、やや抵抗を感じましたが装着できました。
他にも、クールパーカーと組み合わせるのもおすすめです。
モンベルのクールグローブのサイズ感は?
モンベルのクールグローブのサイズ展開はS、M、Lです。筆者の場合、女性で、手のサイズは標準、骨太気味でMサイズでピッタリでした。細身で手の小さい女性はSサイズ、大きめの方はLサイズが良いでしょう。
モンベルのクールグローブにデメリットはある?
モンベルのクールグローブは、とても性能が良く、使用感も快適です。デメリットは以下のようなものがあります。
- 保温力がないので冬に使うと寒い
- 洗濯に注意が必要(柔軟剤が使えない・色移りの心配がある)
春夏向けを推奨されているので、冬には使えません。試しに使ったことありますが、非常に寒かったです…。晴天の高山(夏の3,000m級)の行動時に使用した際は、寒さは問題ありませんでした。休憩時は寒さを感じる可能性があるので、保温用の手袋を一緒に持ち歩くようにしましょう。
モンベルのクールグローブは最高峰の機能性がある
モンベルのクールグローブは、通気性や快適性などさまざまな性能をもっています。デメリットもほとんどなく、夏の登山で活躍できる高い機能性は他にはありません。春夏用のクール手袋がほしい方におすすめできる、すばらしい製品です。