夏のレディース登山服10選!機能性に優れた装備や選び方を紹介
夏のレディース登山服は、おしゃれで機能性の高いものが色々あります。性能が良ければ、低山から高山まで、さまざまな場所で使えますよ。しかし、夏向けのレディース登山服を選ぼうとしても、たくさんある登山服のなかから選ぶのは難しいでしょう。
そこで今回の記事では、夏向けレディース登山服の選び方や、おすすめ製品を紹介します。登山服以外の装備も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
夏のレディース登山服の選び方
夏のレディース登山服を選ぶ際は、デザイン以外にも見てほしいポイントがあります。適切な登山服を選べば、登山が快適になりますよ。
素材で選ぶ
夏の登山服におすすめの素材は主に3つあります。
化学繊維 | ポリエステルやナイロンなどの人工繊維。速乾性や通気性、吸汗性に優れている |
ウール | 羊の毛から作られた天然繊維。保温力が高い |
化学繊維は汗を吸い上げる吸汗性、水分を蒸発させる速乾性、新鮮な空気を取りこむ通気性が高くなっています。化学繊維は汗をかきやすい夏の登山にはピッタリの素材といえるでしょう。
ウールは保温力があり、夏の高山や頂上など、体を冷やしやすい場所で効果を発揮しくれます。また、濡れても冷たさを感じにくいという特長があり、低体温症対策に有効な素材です。メリノウールという、通気性と防臭性があるウール素材も人気ですよ。
逆に、NG素材はコットン(綿)になります。濡れても乾きにくいため、体が冷えやすくなります。なかには、速乾性に優れている製品もあるので、コットン製品を選ぶ際は要チェックです。
レイヤーで選ぶ
登山服には3つのレイヤーがあります。それぞれ組み合わせることで、山のハードな環境に適応できるようになります。
ベースレイヤー
ベースレイヤーは、一番下に着る服のことです。汗を吸い上げる役目があり、吸汗性や速乾性に優れたものを選びます。ベースレイヤーの乾きが悪いと、肌が冷やされてしまい、低体温症になってしまうおそれがあります。夏のベースレイヤーは化学繊維を選ぶようにしましょう。高山に行かれる方は、ウール製品もおすすめです。
ミドルレイヤー
中間着にあたるミドルレイヤーは、フリースやソフトシェルなど、ベースレイヤーの上に着用する登山服です。汗を吸い上げて放出し、体を温める役割があります。そのため、ベースレイヤーには吸汗性と保温力が必要です。
しかし、夏に保温力が高すぎるベースレイヤーを着てしまうと、暑くて余計に汗をかいてしまいます。対策として、ベースレイヤーには通気性に優れた製品を選びましょう。体を保温しつつ、快適な登山ができるようになります。
アウターレイヤー
アウターレイヤーは一番外側に着る登山服です。風から身を守る防風性や保温力、雨をさえぎる防水力が求められます。防水力に特化したレインウェア(雨具)、保温力に特化したダウン(インサレーション)、防風性に優れたウィンドシェルが、アウターレイヤーにあたります。
夏の登山では、突然の雨が降っても大丈夫なように、レインウェアを持ち歩くようにしましょう。ゴアテックスという透湿性と防水力に優れた素材が人気です。高山に行く方は、休憩中の保温にダウンも持っていってください。
そでの長さで選ぶ
夏でも登山では長そでが推奨されています。理由として、登山中は強い紫外線にさらされるため、肌を露出していると、痛みや炎症などを引き起こす日焼けをしてしまいます。
低山であっても、夏は有害な虫(蚊、アブなど)が大量に発生するため、半そでだと虫に肌を刺される可能性があります。暑くて長袖が苦手な方は、アームカバーを併用するようにしましょう。
機能性で選ぶ
夏の登山服のなかには、生地が冷たく感じるクール素材があります。UVカット加工がほどこされている素材なら、有害な紫外線対策にもなります。抗菌処理がされている素材は、汗のニオイも吸収してくれるでしょう。メーカーによって機能はさまざまなので、よくチェックしてみてください。
夏のレディース登山服おすすめ10選
夏の登山は機能性が勝負です。デザイン性にもこだわりたいところですよね。ここでは、夏のレディース登山服を機能性からデザインまで詳しく紹介します。
ベースレイヤー
ベースレイヤーはレイヤリングの要です。自分に合ったベースレイヤーを選んで、快適に夏登山をしましょう。
【チャンピオン】ロングスリーブTシャツ
コストパフォーマンスに優れた、夏登山に使える長袖のTシャツです。透け感が軽減されているので、下着が見えにくくなっています。UVカット機能もそなえているので、紫外線対策もバッチリです。吸水速乾機能も搭載し、汗蒸れを軽減してくれます。
【ミズノ】ドライベクターハーフジップ
ミズノ独自の生地によって、吸湿性と速乾性が向上しています。うっすらと見えるボーダー柄がステキな製品です。肌をドライに保ち、夏登山中の不快な汗を放出してくれます。UVカット機能と、手の甲までおおうサムホールによって日焼け対策もできます。
【マーモット】バーネットロゴハーフスリーブクルー
半袖派の方におすすめしたいのが、おしゃれなTシャツをそろえているマーモット製品です。ポリエステル100%でありながらコットンのような、やさしい質感をしています。糸には防臭性のある素材を使用し、汗によるニオイをおさえてくれます。
【ミレー】ドライナミックメッシュタンクトップ
ベースレイヤーの下に着るインナーです。ベースレイヤーと組み合わせることで、より汗離れが良くなりますよ。ミレーのインナーはメッシュ素材の生地によって、肌に触れる面積を減らしてくれる優れものです。ストレッチ性もあるので、動きの邪魔になりません。
その他
登山用インナーや長袖のアンダーウェアについては、以下の記事で詳しくお話していますので、ぜひ読んでいってください。
その他
本格的な登山ブランドなら、モンベルもおすすめです。以下の生地で詳しくレビューしています。
ミドルレイヤー
中間着のミドルレイヤーは、登山中や休憩時にも便利な登山服です。自分が登る山に合わせて選びましょう。
【ザノースフェイス】スワローテイルフーディ
地球にやさしいリサイクル素材を使った登山向けのソフトシェルです。通気性を高めるメッシュポケットは、ウェア内を快適に保ちます。防静電気仕様なので、秋冬のソフトシェルとしても活用可能。中に着込むときはワンサイズ上のものを選びましょう。
【ミレー】ブリーザー ワールダー ライト ジャケット
はっ水性がある、軽量なソフトシェルです。コンパクトに収納できるので、着ないときも荷物の邪魔になりにくくなっています。3,000m峰の稜線など、少し寒い場所で活躍してくれるでしょう。
アウターレイヤー
いざというときに活躍してくれるアウターレイヤー。雨対策や防寒性を高めるために持っていきましょう。
【ミズノ】ベルグテックEX ストームセイバーV
傘の約60倍の耐水性をほこるレインウェアです。ミズノが独自に開発した生地により、汗蒸れを軽減する透湿性も高くなっています。上下セットで約1万円とリーズナブルな価格もうれしいポイントです。
【ザノースフェイス】サンダーフーディ
軽量性に優れた、天然ダウンと化繊ダウンが合わせったレディース向けダウンです。はっ水性のある生地には、濡れても冷えにくい加工がほどこされています。ポケットに本体を収納できるため、未使用時はコンパクトに保管できます。
夏向け登山では頂上や稜線上など、温度が低く、風の強い場所で活躍してくれるでしょう。
その他
以下の記事でもアウターレイヤーを紹介しているので、ぜひ読んでいってください。
ボトムス(パンツ)
登山ではボトムス装備も重要です。動きやすいものを選んで、快適な登山にしましょう。
【ザノースフェイス】マウンテンカラーパンツ
オールシーズン履くことができるトレッキングパンツです。リサイクル素材を使用した生地は、はっ水性能があり、少しの雨なら弾いてくれます。
足をスムーズに動かすことができるシルエットに、地図を入れられる縦長のポケットもそなえています。タウンユースにも使えるデザイン性の高さが魅力です。
【マーモット】ミニマルライトハイカーショーツ
サポートタイツや登山用タイツとの併用を想定した、登山向けのショートパンツです。表地にはっ水加工がほどこされ、裏地には汗離れの良い生地を使用しています。ストレッチ性もあるので、アクティブな登山にピッタリの製品です。
サポートタイツは以下の記事でも解説しています。
その他
トレッキングパンツは以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ見ていってください。
登山服以外にも必要な夏の装備
夏は登山服や必須装備の他に、持っていきたいアイテムがあります。
- 夏の日差しをさえぎる「登山帽子」
- 日焼けを防ぐ「日焼け止め」
- 汗を吸収する「タオル」
- 紫外線対策ができる「クールグローブ」「ネックゲイター」
以下の記事では、登山帽子や持っていくと便利なアイテムなどを詳しく解説しています。
登山服は夏登山の大事なアイテム
夏の登山は、暑さや紫外線など、対策しなければならないものが多くあります。夏用の登山服を着ていけば、登山の快適性がグッと上がります。夏向けのレディース登山服を用意して、色々な山に登りに行きましょう!