夏登山の持ち物リスト!持っていくと便利なアイテムも紹介
みずみずしい自然のなかを歩ける夏登山のシーズン。気温が高くなり、体調や天候の急変にも気を使わなければいけない季節です。今回の記事では、夏登山の持ち物をリストにして詳しく解説します。おすすめのグッズも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
夏登山の持ち物リスト
登山に持っていくアイテムは多岐にわたります。必須アイテムや、快適性をアップさせるものなどさまざまです。ここでは、夏登山の持ち物をカテゴリーに分けて紹介します。
夏登山で重要度の高い持ち物
- レインウェア(雨具)…突然の雨から身を守る装備
- ザックカバー(防水)…雨からザックの荷物を守る
- 地図…道迷い防止
- コンパス…ルートマッピングで使用
- ヘッドライト…暗くなったときに視界を確保
- 行動食…カロリーと栄養素が豊富なもの
- 飲み物…水分補給
- 防寒着…高山に行く場合は必須
夏登山は「雨」が降りやすい時期。晴れていても、数十分後には雨が降りだすことがあります。出発時に晴れていても、レインウェアやザックカバーは絶対に持っていきましょう。
地図やコンパスは、自分が今どこにいるのかを知る大事なアイテム。特に、初めて行く山は事前に地図を用意して分岐や地形を調べてください。
夏登山は日照時間の長い季節ですが、山のなかは暗くなると視界がゼロになります。日没をむかえたときのリスクを軽減するためにヘッドライトも持ち歩いてください。
高山に行く方は、ダウンジャケットやフリース、手袋など防寒着も必要です。3,000m峰の頂上付近は真冬並みの寒さ。天候が悪いときのことも考えて、防寒対策をしましょう。
紫外線や虫などから身を守る持ち物
- 日焼け止めクリーム…紫外線から肌を守る
- ツバのある帽子…頭部を紫外線から保護する
- 虫よけスプレー…有害な虫を遠ざける
- サングラス…目を紫外線から守る
- ゲーター(スパッツ)…登山靴のなかに雨や小石が入るのを防ぐ
夏の紫外線量は、冬の約2~5倍ほど増えます。さらに、標高が1,000m上がるごとに紫外線量は約10%増えるとされています。無防備のまま夏登山をしていると、重度の日焼けによって強い痛みや脱力など、さまざまな症状を引き起こすので注意してください。
特に、日焼け止めクリームを塗れない「目」は紫外線から保護しにくいです。安いサングラスでもいいので、目に入る紫外線量を減らすようにしましょう。
汗による不快感やリスクを軽減する持ち物
- 塩飴やサプリメント…汗で排出された塩分や栄養素の補給
- スポーツドリンク…水分と塩分、電解質の補給
- ボディシート…汗で汚れた体をキレイにする
- 保湿クリーム…日焼けした肌を乾燥から守る
- タオル…汗をよくかく人は2枚以上持っていくとベスト
夏登山は汗をかきやすく、体の水分が失われやすいです。水分と一緒にミネラル(塩分など)や電解質も排出されるので、水分補給と同時に摂取する必要があります。真水だけ飲むと、体液が薄まって体調不良を起こす可能性があるので気をつけましょう。
体調が急変したときに備えた持ち物
- 薬…持病の薬、痛み止めや下痢止めなど
- 救急セット…包帯や絆創膏、湿布、ポイズンリムーバーなど
- 携帯トイレ…いつでもトイレができるように
- 経口補水液…熱中症や脱水症状の水分&栄養補給に役立つ
- 健康保険証…現地の病院に行くときに使用
夏登山は、暑さによって体調が変わりやすい季節でもあります。傷んだ食べ物を口にして腹痛を起こしたり、熱中症になる可能性も。万が一に備えて、応急処置ができる道具や健康保険証は持ち歩くようにしましょう。
夏登山にあると便利な持ち物
- スマートフォン…GPS機能が搭載していれば、地図アプリと連携して現在地を知れる
- モバイルバッテリー…スマートフォンや機器類の充電用
- 熊鈴…熊よけになる
- 腕時計…コースタイムや時間の確認がすぐにできる
- 筆記用具…地図にメモをするときに便利
- ティッシュ(ウェットティッシュ)…手や汚れをふき取る
- 着替え…衣服が汗や雨で濡れたときに着替えられる
- 爪切り…ツメが割れたときの応急処置に
- ハサミ…袋を開けたり多用途に使える
- レジャーシート…座ってゆっくりするときに便利
- ゴミ袋…ゴミは必ず持ち帰りましょう
- お金…予算よりも多めに持っていくと良し
- エマージェンシーシート…遭難したときに暖がとれる
- ライター…山火事に注意しつつ緊急時に使用
小物系ギアは必須ではないけれど、持っていれば遭難のリスクも減らしてくれるアイテムもあります。夏登山シーズン以外にも役立つものも多数。荷物に余裕があれば、手持ちに加えてください。
夏登山におすすめのアイテム5選
日差しが強く、体温が上がりやすい夏登山。登山をするときは、少しでも気持ちよく登りたいですよね。夏登山を快適にするアイテムを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【OHKEY】救急セット ポイズンリムーバー
夏登山中、虫に刺されたときの応急処置ができる、ポイズンリムーバーがセットになった救急セット。ハサミやナイフや缶切り、ドライバーにもなる多機能カードも付属。基本的な応急処置ができる包帯や止血帯も付いてきます。
【BOS】防臭袋BOS
医学の現場から生まれた防臭袋。ニオイを抑えてくれるので、食材のゴミ袋にピッタリです。夏登山中に汗が染みこんだ衣類やタオルなどを入れれば、ニオイが周囲に漏れ出すのを防ぎます。
【ケンユー】ベンリーポンチョ
携帯トイレを使用したときや、着替えのときにプライバシーを保護してくれるポンチョ。防風効果もあるので、休憩や遭難時の寒さ対策としても使えます。夏登山中に、人の目が気になる方におすすめの製品です。
【アイスノン】極冷えボディシート
お肌をヒンヤリさせるメントールを高配合したボディシート。ニオイの元となる成分も除去してくれます。厚手の大判シートで、体をスッキリさせてい方にピッタリの製品です。
【アース製薬】コールマン サラテクト ミスト
朝から夜まで防虫成分を持続させてくれる防虫スプレーです。茶色のおしゃれなボディが夏登山と相性ピッタリ。4種の保湿成分も配合されており、乾燥が気になる方にも良い製品です。
夏登山用の持ち物をそろえて山へ出発しよう
夏登山は、冬には行けない山にも挑戦できる季節です。持ち物をそろえて行けば、まだ見ぬ山の景色にも出会えます。夏登山に便利な持ち物を用意して、安全性を高めながら山に登りに行きましょう!