登山中の体が汗臭い! 気になる臭い対策とおすすめグッズを伝授
登山は激しい運動なので、汗をよくかきます。そのため、体が汗臭いことが気になる方は多いでしょう。汗臭いまま放置していると臭害となり、周囲の迷惑になる可能性も。今回の記事では登山中の”汗臭い”を対策する方法と、おすすめのグッズを紹介します。
登山中に汗臭い原因
登山をするときに気になるのが、汗臭い体。実は、汗はほとんど臭いがしません。大量に汗をかくと、肌のろ過装置が追いつかず、余計な成分が汗に分泌されるようになります。余計な成分が肌に存在する細菌のエサとなり、分解されることで臭いが発生します。
汗を分泌する汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。エクリン腺から分泌する汗はぞうきんのような臭いになり、アポクリン腺から分泌される汗はワキガ臭となります。汗腺の動きが悪いと、余計な分泌物が汗に入りやすくなり、臭いが発生しやすくなるとされています。
登山の”汗臭い”を対策する方法
汗臭い原因は色々ありますが、事前に対策できる方法があります。自分の体質に合わせて対策をすることで、登山中の汗臭いを改善できる場合も。臭い対策をして快適に登山をしましょう。
登山ウェアの機能性をチェックする
汗臭い原因となる、細菌の分解をさまたげるためには、汗を素早く放出する必要があります。そのため、登山ウェアを選ぶ際は、通気性の良さを売りにしているものや、速乾性のあるウェアや下着を選んでください。汗を肌にとどまらせないことで、臭い成分の増殖を防げます。
また、登山ウェアのなかには防臭機能が搭載している製品もあります。光触媒が臭い成分を分解するメーカー独自素材や、ウールのように生地自体に防臭機能がついているものも販売しています。
汗腺の動きをきたえる
汗臭いときは「汗腺トレーニング」をおこなうと、効果的な場合があります。現代人は、冷暖房や運動不足により汗をかく機会が少なくなり、汗腺の動きが悪くなっています。登山以外にも、普段からランニングや筋トレなどをすることで、汗腺がスムーズに余計な成分をろ過できるようになるでしょう。
特に冬は汗腺の動きがにぶくなり、余計な成分が分泌されやすくなります。普段からお湯をはったお風呂に入るようにして、汗をかきやすい環境づくりを心がけましょう。
食生活を改善する
汗臭いを改善するには食生活も大切です。臭い対策として良いとされているのが、抗酸化作用のある「ビタミンC・E」、お茶によく含まれている「カテキン」「ポリフェノール」です。
体内で発生する乳酸を抑制するアルカリ食品(「梅干し」や「海藻」など)、腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖も臭い改善に役立つといわれています。和食は以上の成分が含まれていることが多いため、積極的に食べることをおすすめします。
臭い対策グッズを使う
生活を改善しても臭いが改善しない場合は、防臭効果のあるグッズを使いましょう。制汗スプレーや防臭スティックなどをうまく併用することで、臭いをおさえられます。防臭効果のある登山ウェアと併用すると、より汗臭い体を改善できます。
登山中の”汗臭い”におすすめのグッズ
汗臭い体は、周囲だけではなく自分自身にも不快感があります。臭いを改善できれば、登山中も下山後もストレスフリーです。おすすめの”汗臭い”対策グッズを紹介するので、ぜひ気になった方は用意してみてください。
気になるところにピンポイント対策「汗ブロックロールオン プレミアム」
ロールオンタイプの制汗剤は、肌への密着度が高いため、汗をかいても落ちにくい特徴をもっています。ムラなく塗れるため、ワキが気になる方に推奨する製品です。ミニサイズのものが多いので、登山にもっていくのにもピッタリです。
おすすめのロールオン製品は、ライオンが販売する「Ban 汗ブロックロールオン プレミアム」です。”汗臭い”の発生源である角質層にアプローチして、汗をおさえてくれます。ウォータープルーフなので、登山中の大量の汗に対しても強いですよ。無香料タイプなら、臭いの競合も起こしません。
全身に使える制汗スプレー「エージーデオ24」
全身にまんべんなく使いたいのなら、スプレータイプの制汗剤がいいでしょう。塗布しても、すぐに乾いてくれるのでベタつきもありません。手の届きにくい背中や、塗りにくい足の指など幅広い場所に散布できます。軽量性にも優れているので、登山にもっていきやすいのもメリットです。
おすすめは「AG DEO24(エージーデオ24)」シリーズで展開している無香料の制汗スプレーです。汗臭いはもちろん、加齢臭や皮脂臭もおさえてくれます。40gタイプなら登山中に手軽に使えますよ。
臭い対策は前夜から「デオドラント ボディーソープ」
デオドラント用のボディソープは、皮脂に存在する臭い成分を抑制してくれます。洗浄力が高いものから、臭い原因物質を除去してくれるものなど、防臭機能も豊富です。朝起きたときには、すでに”汗臭い”が気になる方におすすめです。
dot.が販売するデオドラント ボディーソープは、ワキガや体臭、背中ニキビも防いでくれます。6種の天然成分によって、お肌にやさしくケアができますよ。
下山後や宿泊時に体をリフレッシュ「デオドラント シャワーシート」
1日の登山が終わったときに、シャワーシートが1つあれば皮脂から発する臭いをケアできます。汗臭い体をリフレッシュでき、ベタつきも解消されます。お風呂に入れない宿泊がある登山にもいいでしょう。
エージーデオ24の「プレミアムデオドラント シャワーシート」なら、臭いの元となる成分を除去。無香性でありながら、気になる臭いをカモフラージュする香料を配合することで、周囲への臭害を防いでくれます。
髪の毛もしっかりケア「ドライシャンプーシート」
登山終了時に汗でベタつく髪をケアできるドライシャンプーシート。人間の体で、もっとも皮脂が多いといわれているのが頭皮です。汗をかいて長時間そのままにしておくと、汗臭い頭となってしまうでしょう。ドライシャンプーシートを用意することで、頭を快適に保てますよ。
メリットデイプラスの「ドライシャンプーシート」なら、汗の臭いやベタつきをしっかりとケア。ホコリや花粉も除去してくれますよ。
タオルにも防臭対策「フェイスタオル Agフレッシュ加工」
見落としがちなのはタオルの臭い対策です。登山は常に汗をかきやすい状態なので、汗ふき用のタオルが欠かせません。汗でぬれたタオルを放置してしまうと、肌をケアしいるのに汗臭いなんてこともあり得ます。タオルは速乾性に優れたものや、防臭加工がほどこされているものを利用しましょう。
アディダスの「Agフレッシュ加工」のタオルなら、臭いの原因をを銀イオンが抑えてくれます。吸水性もあるので、汗をしっかりとふけるのも魅力です。
臭いのついたものを封殺する袋「BOS(ボス)」
下山後のタオルや服は、臭いを放つ場合があります。登山が終わって温泉でリフレッシュしたのに、臭いのある服をザックに入れるのは、気分的にもはばかられますよね。防臭袋を持ち歩いていれば、臭いのあるものをまとめて収納できますよ。
おすすめの防臭袋は「BOS(ボス)」です。医療現場から生まれたBOSは、驚異的な防臭性を発揮してくれます。20Lサイズなら着替えも入れられます。
汗臭い原因を取りのぞき快適な登山を
体から放つ臭いは、登山の大敵です。体が汗臭いまま登山をすると、気分が滅入りますよね。しかし、登山中の臭いは対策すれば、大幅に改善できるでしょう。体の臭いを取り去って、快適に登山を楽しみましょう!